真夏の暑さに負けない元気な植物のグループのひとつに、熱帯原生の花木や観葉植物があります。その中でもカラフルな葉色でトロピカルな雰囲気を醸し出してくれる「カラジウム」
イメージ的に観葉植物で室内で育てるように感じている方もいるのではないでしょうか?
実際に地植え(庭植え)して、梅雨の蒸し暑い環境から真夏の炎天下での様子などお伝えして、案外育てやすい植物であることを確認していきましょう!
実際育ててみた感想は、「初心者でも育てやすい」「南国のトロピカルな雰囲気で心がルンルン」「真夏の熱帯地に涼しげなイメージを作り出す」と感じてます。
カラジウムの特徴
細長いハート型の葉が特徴で、種類により赤、白、緑のカラーと鮮やかなイメージを作り出してくれる植物。観葉植物として鉢植えで育て楽しむ事もできますし、花壇に植えて他の植物との共演を楽しむこともできます。
原生地は熱帯アメリカ原産で”暑さには強い”が”寒さからは守ってあげる”事が必要な春植え球根の植物です。
カラジウム基本情報
学名:Caladium
和名:ハイモ
その他の名前:カラディウム
科名 / 属名:サトイモ科 / ハイモ属(カラジウム属)
非耐寒性春植え球根/
原生地:熱帯アメリカ
観賞期:5月~10月/植え付け:5月~7月/草丈:25~40㎝
カラジウム育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
栽培環境は日当たりの良い、水はけが良い環境を好みます。
実際植えた場所は、南向きで朝から昼過ぎまでは日当たりが良く、午後からは次第と日陰になる環境に植えました。
(直射日光には十分耐えますが夏の西日が苦手な感じがします)
土は真砂土とバークたい肥1:1の割合にしたシンプルな環境に植えています。
植えつけ
植え付けは5月~7月の間にするのが望ましいです。実際植えたのは市販の苗を6月に植えました。あと、真夏の水切れ防止や葉に土がかからないようにするために、植え付け後株もとにバークたい肥をひいて工夫しています。
球根から植え付けするには少し手をかけていく必要があります。
詳しくは下記を参照
水やり
地植えの場合は、基本土の表面が乾いてきたら与えましょう。
室内などで育てている場合は、やや乾かし気味の環境にし、葉水をこまめに与えるとよいです。
秋になって葉が次第に黄ばんできたら水やりを少しずつ控え、寒さがくる前に水やりを中止して休眠させます。休眠中は室内の暖かい場所に置き、鉢土は乾かします。
肥料
1回/2か月程度緩効性肥料を与えるか、2回/月程度液体肥料を与えるかどちらかで良いです。
病気と害虫
病気:白絹病など
害虫:ハダニ、オンシツコナジラミ
葉があればどこでも発生しますので除去していきましょう。
ふやし方
分球として増やしていく方法です。
春に越冬株を掘り上げて植えつけるとき、大きな球根は数個に分けます。鋭利なナイフで切り分けますが、必ず芽を数個つけて分けます。切り口には灰などを塗ってください。
具体的な方法は下記を参考にしてください。
https://sakata-tsushin.com/oyakudachi/lesson/flower/post_7.html
主な作業
芽かき:芽が少ない場合には、植えつけ後、伸びてきた芽を元から折ります。その後の芽数が多くなり、葉が展開するとボリュームのある株になります。
花芽かき:新芽が出るときに花芽がつくことがありますが、取り除いてください。
カラジウムの楽しみ方
カラジュウムはハート型のかわいらしい葉が特徴です。色もトロピカルな雰囲気 を醸し出しているので、白や黄色などの明るい色の植物と相性が良いです。
今回植える際は、下記の植物と一緒に寄せ植えのようにしてみました。
・ロシアンセージ
・ヘデラ
・テイカカズラ
・ヒューケラ
・カレックス
・ヘリクリサム
最後に
実際地植えしてみて、庭全体が華やかな明るいイメージへと変貌したように感じました。
これまでカラジウムのイメージは日当たりや水やりに気を使い、手間がかかるような感じを受けていましたが、誰でも簡単に育てる事ができる植物です。
冬越しには球根を掘り起こすことや保管が必要になりますが、また来年かわいらしいハート型の葉を見せてくれると思えば、そのひと手間も惜しまなくなるのではないでしょうか。まだ、冬越しの経験がないので、今回冬越しの情報が入手できましたら改めて情報提供します。
カラジウム成長記録
2024年7月
自作で作成した花壇に植えたカラジウムは夏の直射日光にも耐えて元気に育ってます。
暑い中でも元気よく順調に育ってくれています。
育てている環境は、午前中は直射日光を浴びて、午後からは日陰ではないですが直射日光は避けている状況です。
水やりは土の表面が乾き気味なら朝に葉水しながら土全体に水がいきわたるくらい水やりしています。
2024年8月
猛暑の中元気に育ってますね!
これまで葉焼けなどなく順調に育っているよ!
連日、35℃越えの気温ですが、毎朝葉水方式で水やりを行い、傷んだ葉は切り取り手入れをしています。
特別な手入れなど行わず、1回/2週間液体肥料を与えているだけです。
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