最近、多肉植物やサボテンの部類に興味を持ち出したこの頃。園芸店や植物が並ぶコーナーでは必ず多肉植物を見るようになりました。
そこで目についたのが「ホワイトゴースト」と呼ばれる「ユーフォルビア・ホワイトゴースト」
まだまだ未知の植物に出会い、思わず購入!してしまいました。

購入したのはよいが、何もこの植物のことを知らないぞ!
となり「ユーフォルビア・ホワイトゴースト」についてまとめてみました。
ユーフォルビア・ホワイトゴーストってどんな植物
基本的情報
科(Family): トウダイグサ科(Euphorbiaceae)
属(Genus): ユーフォルビア属(Euphorbia)
種(Species): Euphorbia lactea(ユーフォルビア・ラクテア)
品種(Cultivar): ‘White Ghost’(ホワイトゴースト)
※’White Ghost’: これは園芸品種名であり、ユーフォルビア・ラクテアという種の突然変異によって生まれたものです。葉緑素がほとんどなく、独特の白い姿を持つことからこの名前が付けられました。

突然変異によって生まれたなんてまた不思議!
トウダイグサ科: この科の植物は非常に多様で、多肉植物、低木、高木、一年草など様々な形態があります。共通の特徴として、茎や葉を傷つけると白い乳液(樹液)を出す種が多いことが挙げられます。この乳液には毒性を持つものも多く、ユーフォルビア・ホワイトゴーストもその一つです。
ユーフォルビア属: この属は非常に大きく、世界中に2,000種以上が存在すると言われています。見た目はサボテンに似ているものも多いですが、全く別の植物です。サボテンはサボテン科に属し、通常、刺座(しざ)と呼ばれる綿毛に覆われた部分からトゲが生えますが、ユーフォルビア属には刺座がありません。
ユーフォルビア・ホワイトゴーストの基本の育て方
置き場所と日当たり
年間を通して明るい場所で育てます。直射日光は葉焼けの原因になるので、屋外で育てる場合は、日よけなどした環境で育てるのがベター。
私は、夏場は屋外の日よけをした場所で育てています。
室内ではカーテン越しに明るい場所がいいと思います。
最低温度は10℃以上を保つことが基本になるので、冬場は室内に取り入れて育てるのが良いかなと思います。
※私自身、まだ冬越しを経験したことがないので、次回の冬越しは一部外で育てて見たいと思っています。(私の地域は冬でも0℃を下回ることが少ないので、屋外栽培が可能か確認します)
水やりのコツ
基本は、土が乾いたらたっぷり水をあげることです。土が乾いてから3日後にあげています。
冬場は断水気味が良いので、1ヶ月に1回程度が良いです。
土の種類
水はけの良い土が良いです。市販の多肉植物の土で育てることが一番簡単です。
私は、自分で配合した土を使っています。
(赤玉:1、鹿沼土:1、培養土:1、くん炭:1、パーミュキュライト:1)
基本は水はけの良い土を好みますが、夏場など水切れが心配な場合は、もう少し培養土を増やしてみても良いかと思います。
肥料の与え方
基本的に控えめで良いかと思います。具体的には、2週間に1回液体肥料を規定量与えています。
冬場は休眠期になるので、肥料を与えなくても良いかと思います。
植え替えのタイミングと方法
基本的には、2~3年に一度が目安になりますが、鉢が根でいっぱいになったタイミングで鉢増しするか、少し根鉢を崩し新しい土を入れ替えます。根鉢を崩す際、崩しすぎないのが良いといわれています。
また、植替えのタイミングは春か秋の成長期がベストタイミングです。
病害虫対策
育てる環境は、風通しを良く育て、害虫の被害に合わないように管理することが基本。良くカイガラムシやアブラムシの影響に合うことがあるので、発見次第市販の害虫除去スプレーで処理してください。
ユーフォルビア・ホワイトゴーストの管理のポイントと注意点
白い樹液の危険性
剪定等の際、白い樹液が出ます。これは毒性もあるので注意する必要があります。

人間には害があるかもしれませんが、植物自体には、外敵から身を守る役割があるので大切なものだよ!
※赤マルの部分に白い液が出ています。
皮膚への刺激・炎症(接触性皮膚炎)
白い樹液に触れると、かゆみ、赤み、腫れ、水疱などの皮膚炎を引き起こすことがあります。特に敏感な人は重症化することもあります。
目への影響
樹液が目に入ると、激しい痛み、炎症、充血、視力低下を引き起こす可能性があります。場合によっては失明に至る危険性もあります。
光毒性
樹液が皮膚に付着した状態で日光に当たると、重い火傷のような皮膚炎(光毒性皮膚炎)を発症することがあります。
誤食による中毒症状
白い樹液自体を口にしてしまうと、嘔吐、痙攣、不整脈などの中毒症状を引き起こすことがあります。植物全体に毒性がある場合も多いです。
対策
白い樹液を出す植物を扱う際は、以下の点に注意しましょう。
1.素手で触らない
必ずゴム手袋や園芸用手袋を着用し、皮膚に直接触れないようにします。
2.目を保護する
目に入ると非常に危険なので、十分に気を付けて取り扱ってください。もし、目に入った場合はすぐに大量の流水と石鹸で洗い流してください。
まとめ
私自身、植物に興味を持ち出してまだ間もないですが、意識を植物に向けると、世の中にはいろいろな種類のものが存在しています。
今回紹介させていただいた「ユーフォルビア・ホワイトゴースト」は、意識していないと出会わないものだったと感じています。
引き続き、栽培記録を記事にしていきますが皆さんの中でよきアドバイスがあれば教えてください。
今後、剪定や増やし方など研究してどんどんチャレンジしていきます。
栽培記録
2025年7月
随時追加します!
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