ここ何年かの夏は暑い!という言葉を通り越して「酷暑」という言葉が真っ先にでてしまうのは、もう異常なほど暑さを感じているからではないでしょうか?
暑い夏が続くと、体力が消耗し、夏バテに悩まされるとう方が多くなってきているように思います。
多くの方は、日常のストレスや疲れが重なり「なんだかダルい」「休んでも疲れがとれない」と感じているのではないでしょうか?
そんな時こそ体調管理が一層重要になります。
そんな時にお勧めしたいのが「ハイビスカス」です。今回は、ハイビスカスの魅力とその活用法についてご紹介していき、少しでもお役に立てばと思っています。
ハイビスカスとは
ハイビスカス(Hibiscus sabdariffa)は、アオイ科ハイビスカス属の植物で、花の中心部は赤く、その周りは、淡いクリーム色に彩られているのが特徴です。別名「ローゼル」とも呼ばれ、その花やガクは古くから食用や薬用として利用されています。ガクの色は赤く、アントシアニンという抗酸化作用を持つ天然の色素によるものです。特に中南米やアフリカで広く栽培され、その健康効果から世界中で注目されています。
ハイビスカスの健康効果について
抗酸化作用で美容効果UP
ハイビスカスにはビタミンCやポリフェノールなどの抗酸化物質が豊富に含まれています。これらの成分は体内の酸化ストレスを軽減し、細胞の健康を保つのに役立ちます。特に夏場は紫外線の影響で体内に活性酸素が増えやすくなるため、抗酸化作用が重要です。
血圧の調整と心臓の健康
いくつかの研究によれば、ハイビスカスを定期的に飲用することで、血圧を下げる効果があることが示されています。これは、ハイビスカスが持つ利尿作用や血管拡張作用によるものです。暑い夏には血圧が上がりやすくなることが多いため、健康を維持するためにもハイビスカスはおすすめです。
消化促進と胃腸のサポート
ハイビスカスは、消化を助ける効果もあります。消化酵素の分泌を促進し、消化不良や胃もたれの解消に役立ちます。暑さで食欲が落ちる夏場でも、ハイビスカスを飲用することで胃腸の働きをサポートし、食欲を回復させる効果があります。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kaseigakuinkiyo/60/0/60_151/_pdf
東京家政学院大学紀要 第60号 2020年
ハイビスカスの家庭での活用法
ハーブハイビスカスは家庭でも簡単に取り入れることができます。以下に、家庭で楽しむためのいくつかの方法をご紹介します。
ハイビスカスティー
ハイビスカスティーは、甘酸っぱくまろやかな風味と、ルビーレッドの色合いから、見た目でも心を和ませてくれます。
ハイビスカスティーの作り方
乾燥させた花を用意:収穫したハイビスカスの花をよく洗い、陰干しで乾燥させます。
ティ
ーポットに入れる:乾燥させた花をティーポットに入れます(ティーバッグを使用しても良いです)。
お湯を注ぐ:熱湯を注ぎ、5-10分ほど蒸らします。お好みで蜂蜜やレモンを加えると、さらに風味が豊かになります。
ローズヒップとブレンドすれば、酸っぱさが増しビタミンCが豊富にとれ、美容効果も更にUPするでしょう!
暑い夏には、ハーブハイビスカスティーを冷やしてアイスティーとして楽しむのもおすすめです。作り方は簡単で、上記の方法で作ったティーを冷蔵庫で冷やすだけです。氷を加えて一層冷たくすることで、体を内側から冷やし、夏バテを予防できます。
ハイビスカスコスメとして
ハイビスカスは、コスメとしても利用できます。特にアンチエイジング効果や保湿効果が期待されており、肌の健康を保つために役立ちます。以下に、簡単にできるハーブハイビスカスコスメの作り方をご紹介します。
ハイビスカスの化粧水
ハイビスカスティーを作る:乾燥させたハイビスカスの花をティーポットに入れ、熱湯を注いで5-10分蒸らします。
冷やす:ティーを冷蔵庫で冷やし、冷たくなったらスプレーボトルに移します。
使用する:洗顔後、スプレーボトルから顔に吹きかけるか、コットンに含ませて顔全体に優しく塗布します。
ハイビスカスのフェイスマスク
ハイビスカスパウダーを用意:乾燥させたハイビスカスの花を粉末状にしたものを使います(市販のものでもOK)。
ヨーグルトと混ぜる:ハイビスカスパウダーをプレーンヨーグルトと混ぜ、ペースト状にします。
塗布する:顔全体に均一に塗布し、15-20分ほど置いてからぬるま湯で洗い流します。
最後に
ハイビスカスは、健康な日常を送るためには、是非取り入れたいものです。身体の内面、外面と健康的にしてくれる効能が豊富に含まれています。女性の方はもちろん、男性にも同様の効果が見込まれるため積極的に取り入れてみてはどうでしょうか。
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