日本の夏は温暖化の影響を受けてなのか、年々最高気温が上昇していますよね。
このような環境下では人間もそうですが、植物達も暑さで悲鳴をあげているように感じるのは私だけでしょうか?
暑い夏でも植物を育てたい!汗をだくだくかきながら作業をしたい!
厳しい夏でも比較的に育てやすい植物を紹介しますね。
夏の気候
6月頃から気温が高めになり30℃越えも普通になってきています。梅雨の気候も相まって湿度も高く、じめじめした感じになってきますよね。近年は雨が降れば「ゲリラ豪雨」になり被害も大きくなる傾向になっています。
梅雨が明ける7月中旬以降は、35℃を普通に超えて40℃越えも記録する地域も出てきてます。
これでは人間もそうですが、植物もたまったもんではなく成長するのに非常に負担になるのは当たり前です。
その中でも、力強く成長してくれ、比較的に育てやすい花を紹介します。
暑い夏に育てやすい花3選
マリーゴールド
夏の定番の花で、明るい黄色やオレンジの花が咲き、一重や八重などの種類があります。フレンチ種や花や株が大きいアフリカン種も人気があります。
とても丈夫な花と言われてますが、ダンゴムシなどに葉が食われやすかったり、ハダニが発生するなど定期的に観察してあげる必要はあります。
4月頃から園芸店などで販売されており、初夏から晩秋までとても長い間花を楽しむことができます。
植える場所・真夏の対策
日当たりを好む植物ですので、日差しのあたる場所で育てましょう。真夏の暑い時期は少し生育が衰えてきます。そのタイミングで半分ほど切り戻して風通りを良くし、体力を温存していきましょう。
9月頃にはまた新芽が出てきて、秋にかけてまた花を咲かせてくれます。
花がら摘み
花が終わったら、花首から切って花がら摘みをします。そうする事で、脇からどんどん新しい茎が伸びてたくさんの花を咲かせてくれると同時に、こんもりと大株に育ちます。
肥料について
苗を植えこむ際に、土に緩効性肥料を腐葉土などと混ぜ込みます。あとは2週間に1回のペースで適宜液肥を与えて、成長の様子を観察していきましょう。
ただ、真夏の暑い時期はあまり養分を吸い上げる体力がないことから、肥料を与えるのはやめときましょう。
水やりについて
鉢植えで育てる際は、表面が乾いたらたっぷり水をあげましょう。成長とともに水を良く吸うので水切れには注意しましょう。地植えの場合も同様に表面が乾いたらたっぷり水をあげましょう。
ジニア(百日草)
ジニアは百日草(ヒャクニチソウ)とも呼ばれており、「百日」というだけあって開花期間が長く、花を次々とさか出てくれるのが特徴です。
園芸店で多く見かけられるのは、プロヒュージョン(エレガンスとリネアリスの種間雑種)、リネアリス(ホソバヒャクニチソウ)、エレガンス(ヒャクニチソウ)、ハーゲアナ(メキシコヒャクニチソウ)で、どれも生育旺盛です。
5月ごろから園芸店ではポット苗が流通しています。
植える場所・真夏の対策
栽培には日当たりと風通しの良い場所が適しています。暑さと日照りに強く、直射日光の下でも大丈夫です。日照不足になると花付きが悪くなるので日向に植え付けましょう。
7月下旬〜8月に切り戻すことで、夏の蒸れを防ぐとともに、秋からの花数を増やすことができます。株元から1/3ほど葉を残して切り戻してください。
また、花が終わったらできるだけ早く花がらを摘み取るとよいですよ。
肥料について
ジニアは開花期間が長く栄養を多く必要とするため、こまめに追肥を行いましょう。
追肥を行う時期は、花が咲きはじめてから秋頃までです。液体肥料を使う場合は10日に1回程度、固形肥料なら1ヶ月半〜2ヶ月に1回を目安に与えましょう。
水やり
水やりは、土が乾いたタイミングでたっぷりあげましょう。真夏は水が温まり加湿状態になりやすいため、なるべく朝か夕方の涼しい時間帯を選んであげてください。
株もとに優しく水をあげるようにしてあげてください。
(高い位置から水をあげると、泥はねで葉や茎に雑菌が付きやすくなるため)
千日紅
白、赤など色づく苞がとても愛くるしい植物です。暑さ、乾燥に強く、日本の夏に適した花で、長期間咲き続けてくれます。花壇や鉢で育てたものが切り花としても活用されています。ドライフラワーにもよく使われ、色褪せにくいのも特徴です。
春から秋にかけて咲き続けてくれるため、とても長く鑑賞できます。
千日紅は、ヒユ科センニチコウ属(ゴンフレナ属)の一年草もしくは多年草です。ゴンフレナ属の植物は、アジアやアフリカなどの熱帯地方とアメリカ南部から南米にかけて100種近くが知られています。
来から紫、ピンク、白の花を咲かせるセンニチコウ(Gomphrena globosa)と、黄色や赤の花を咲かせるキバナセンニチコウ(G.haageana)の2種が栽培されてきましたが、最近は‘ファイヤーワークス’と呼ばれるスパイシーな香りをもち、ローズ色の花を咲かせる品種も流通しています。
植える場所
千日紅は、鉢植えと地植えのどちらでも育てられます。鉢植えやプランターで育てるとコンパクトで可愛らしい印象ですし、他の植物と並べて迫力ある雰囲気も作ってくれます。また、庭で育てると見栄えがして庭先を華やかにしてくれます。
植えつけは5〜8月頃に行い、地植えの場合は株と株の間を20〜30cmほど開けて植えつけましょう。鉢植えの場合は、6号鉢に1株程度が目安となります。
戸外の日当たりと水はけのよい場所に植えつけましょう。水はけの悪い場所に植える場合は、盛り土したり腐葉土を混ぜたりして、水はけをよくしましょう。
肥料について
鉢植え、庭植えともに、5月から10月の間に、緩効性化成肥料(N-P-K=10-10-10)を月1回施します。また、液体肥料だと月2回施します。
水やり
鉢植えでは、土の表面が乾いてきたらたっぷり水やりしましょう。過湿にしないように注意します。なお、乾燥に強いので、庭植えでは水やりは、ほぼ不要です。
ただ、真夏の暑い日が続く場合は、土の表面が乾いていたら朝に水やりしてみましょう。
終わりに
本当に厳しい暑さの夏になります。植え付け、切り戻しの作業時は水分補給を十分しながら行ってください。
また、朝夕と比較的に涼しい時間帯に作業を行うと、体への負担も少しは軽減できるのではないでしょうか。
ビタミンカラーが比較的に多い夏の花。花壇やお庭を鮮やかり彩ってみてはどうでしょうか。
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